洋服の青山で欲深

スラックスを買いにどこに行こうかを考えていたら

そうだ!以前洋服の青山で礼服を買った時のサービス券があったのを思い出した。

3000円割引券である。これは使える!と思い、早速洋服の青山久喜店に向かった。

廉価なスラックスならヨーカドーにもあるが

以前買ったものが数回の洗濯で毛玉だらけになってしまった。

セール品を買ったのだからあきらめもつきやすいが正に安物買いの銭失いであった。

青山に付くと店員さんが近づいてきて御用聞きをする。

スラックスが欲しいと伝え、洗っても毛玉が出来ずらいものをとオーダーをした。

そんなものはうちにはありません。と言いたげな間が少しあった。

ウエストが73の物は数が少なく店員さんのおすすめはグレーのストライプ柄の物だった。

足が長く見える効果があることを以前聞いたことがある。

きっと短足がすぐに判ったからであろう。

値札を見てみる。9900円だ。良しとしよう。

私には3000円の割引券がある。

店員さんが早速試着を薦めてきた。もちろん試着をした。足が長く見えた。

店員さんが折り曲げた部分の長さが気にならなければ。

そこで店員さんは3本買うと1本無料と薦めてきた。

1本で良かったのに無料と聞くと考え直す。元の73cmのところで探し始めた。

73cmは少ないのである。さっきは気付かなかったが無料になるものは3本のうち

一番安いものと書いてある。当たり前である。高い、高い、安いで、安いのを無料が一番損だ。

高い、高い、高いが一番お得である。当然その路線で選定に入った。

そしたらである。先程は気付かなかった73cmの中に比較的私好みのものがあった。

残念なことに5900円である。私の好みはこんなものである。とがっかりしたが

今回のこの選定は路線から外れている。気にはなるが却下である。

結局選んだのは先程の足の短さが気にならないストライプ柄の色違い。9900円×2である。

自分の欲深さをとことん思い知ると同時に洋服の青山の戦略に簡単に堕ちたと感じました。