パーマの種類は大きく分けて、チオ系、シス系、化粧品パーマ系、新しい還元剤系の
4種類あります。
それぞれ、長所と短所があり、髪の状態やお客様の要望によって選択することになります。
髪に応じて、どのようにでも対応するのが美容師の腕の見せ所で、保湿剤、保護剤などを駆使し髪の性状に応じて対処いたします。
しかし薬剤の性格によってどうしても出来ないことがあります。
それはカウンセリングによって解決したく思っております。以下パーマ剤について記しますので参考にしてみて下さい。
チオ系パーマ(スーパーパーマ、シルクパーマ)について
コールドパーマと呼ばれるパーマの中で一番多く使われているものです。還元力が強く強い髪、太い髪、健康な髪に適しています。
シルクパーマはスーパーパーマよりマイルドな薬剤となっております。
髪の状態に応じて、ダメージを少なくするように栄養剤や保護剤を使用し、髪の健康に気を配ります。
アルカリカラー(ヘアダイ)と併用すると髪にダメージが残る可能性があります。カラーと併用する場合は酸性カラー、マニキュアカラー、天然100%へナ&ハーブカラーの選択をお勧めいたします。
おすすめの方
- しっかりしたウェーブパーマをご希望の方
- ハードなパーマをご希望の方
- パーマを長持ちさせたい方
向いていない方
- ハイダメージの方には向いておりません
シス系パーマ(システィンパーマ)について
ヒロ美容室のシスティンパーマ剤は2番人気のパーマメニューです。
システィンパーマ剤の特徴はパーマ剤がタンパク質でできているので、反応したあと髪の中に残り栄養分として活躍します。チオ系に比べて優しくかかります。
髪がやや弱く、髪にダメージをなるべく与えずしっかりパーマをかけたい方におすすめです。
どのカラーとも相性がよいですが、髪の状態によりますが若干アルカリカラーとは相性が悪い方がいます。
システィンパーマ剤でもダメージの具合・スタイル・質感 などによって、髪の栄養剤を添加し髪の健康に気を配っております。
おすすめの方
- 傷めたくはないがパーマの持ちも重視したい。(弱酸性クリニックパーマよりやや毛先ぱりっとなります)
- ボリュームが欲しい
向いていない方
- ハイダメージの方には向いておりません
新還元剤系(弱酸性クリニックパーマ)について
ヒロ美容室のパーマ剤で一番人気のパーマメニューが新還元剤「スピエラ」を使ったパーマ剤です。
このパーマはダメージの原因であるアルカリ剤は全く入っておらず、髪が健康状態であるPH5.5前後で、反応する全く新しい考えのものです。 下の写真のように、従来品はパーマ施術時、アルカリ剤によってキューティクルを開き、その間からパーマ剤を髪の内部に反応させていました。
ただこの時に毛髪内部の栄養分が逆に流失してしまいこれが、「パーマ」の痛みになっていました。
この新しいパーマ剤はキューティクルを開かずに中に入り(キューティクルと同じ性質をもっており、弾かれずに染み込んでいく感じ)、しかも髪の健康体である弱酸性時に活発に働くので理論上傷まないというものです。
おすすめの方
- ダメージが怖くてパーマを敬遠されている方
- 定期的なヘアカラーで、髪がだんだん細くなり、ハリ、コシ、ボリュームが欲しい方
- 今までのパーマに満足していても、もっと質感の良い仕上がりを望んでいる方
- カラーとパーマを同日施術したい方
- ヘアカラーの色味を大事にしながらカールをかけたい方
向いていない方
- パーマを数ヶ月持たせたい方
化粧品パーマ系(スーパークリニックパーマ)について
ヒロ美容室の長年蓄積されたノウハウはこの化粧品パーマです。化粧品パーマは技術的に難しく、大変ですが手触りはどのパーマよりも良いものなのです。 使用している薬剤はクリニックパーマでは定評のあるエジソンライトハウス社製のカペリッチシリーズです。 サルファ剤を使用した化粧品パーマです。 髪にすごく優しいパーマです。手触り重視の方にはお勧めです。
おすすめの方
- ゆるいパーマをお望みの方(上記の弱酸性クリニックパーマ スピエラよりも緩くかかります)
- ハイダメージのある方
- 傷めたくない方
- ご自身の髪にくせをお持ちの方(特に髪にくせ特をお持ちの方は、パーマをかけるとかかりすぎてしまったといった経験が多いようです)
- 今までのパーマに満足していても、もっと質感の良い仕上がりを望んでいる方
- カラーとパーマを同日施術したい方
- ヘアカラーの色味を大事にしながらカールをかけたい方
向いていない方
- しっかりパーマをかけたいという方には向いておりません
- パーマを数ヶ月持たせたいという方には向いておりません
縮毛矯正パーマ
縮毛矯正パーマはパーマ液の種類はチオ系が多くあります。
それはくせ毛を伸ばすという作業はパーマ液の仕事からすると大きな力が必要なのです。 その大きな力を必要とするのがチオ系の薬剤です。
しかし髪の毛もいろいろあって矯正パーマを繰り返しかけている髪もありますし、カラーリングを繰り返している髪もあります。
また、毛先にダメージがあって根元の髪が健康で丈夫な髪もあります。これらの髪を1つの薬剤で施術することは不可能です。
弊店では4種類の薬剤を使い分けし、10種類以上もある保護剤や栄養剤も状況に応じて使います。
そうすることで満足を得られる縮毛矯正ができるのです。