痩身のために

リバウンドしない身体を手に入れるにはどうすればよいでしょうか?

それはどうして脂肪が付くのか。どうしたら脂肪燃焼できるのか。といった脂肪蓄積と分解のメカニズムを理解して、ご自分が「やせたい!」と強い意志を持つことが大切です。お客様の出来ない部分をお手伝いするのがプロのエステティシャンです。一人で痩せる努力をなさるのは大変でも傍にいつもプロのエスティシャンが居て、良きアドバイスがあるならば、出来ると思います。でも、忘れてはなりません。ご自身が行なわなくてはならないのです。まずは1ヶ月頑張りましょう。

 

脂肪の蓄積と分解

私たち人間はエネルギーを食物から摂取します。しかし摂取した後のエネルギーの蓄積は出来るだけ多く、反対に消費は出来るだけ小さくなるように創られています。

長い年月をかけ哺乳類である人間はこのように進化してきました。

そして保存のためのエネルギーを脂肪という形で体内に保持しやすく、簡単には放出させないという生理的特長を進化の過程で獲得し身につけてきたメカニズムです。

つまり、一度太ったらなかなか痩せないのです。

さて、食物から得たエネルギーはどのような過程を経て、脂肪という形に変質し体内に蓄積されるにでしょうか。

 

人を含む哺乳動物には2種類の脂肪細胞があります。

白色脂肪細胞組織(White adipose tissue=WAT

褐色脂肪細胞組織 (Brown adipose tissue=BAT

私たちエステティシャンがダイエットの対象として原料を考えてている「脂肪細胞」は白色脂肪細胞(WAT)を指します。WATは全身に広く分布しエネルギーを中性脂肪の形で蓄え、必要に応じて脂肪酸として全身に再供給します。

脂肪は細胞内の油滴と呼ばれる部分に蓄えられます。脂肪細胞は数的には増加することはあっても減少することは無く、蓄積される脂肪の量によって大きさが変化し脂肪の減少は油滴内に蓄えられる脂肪の量を蓄えられる脂肪の量を減らすことを指します。

それに対し、褐色脂肪細胞(BAT)は体熱産生機能が高度に発達しており、哺乳動物の新生児期の高体温維持や冬眠動物の覚醒に関係することで知られています。

 

倍々に増殖する脂肪細胞

脂肪細胞の増殖について

脂肪細胞の増殖は食事や運動といった環境因子が整うと倍々の速いスピードで増殖するのです。